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「やる気が出ない」を一瞬で消す脳科学的なアプローチ。仕事がサクサク進む「アクション動詞」タスク管理術

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タスク処理のモチベーションを高いまま、ストレスフリーに仕事を進めるコツとは?(写真:polkadot/PIXTA)

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日系大企業、コンサル、外資、スタートアップと、多様な職場でキャリアを築いてきた萩原雅裕氏は「どんな環境でも、優秀な人ほど『叩かれるたたき台を作っている』」という真理を確信しました。新刊『たたき台の教科書』では誰でも再現できる超実践的なたたき台作りの技術を惜しげもなく公開し、その普及に努めています。
今回は、特別書き下ろし記事として、「タスク処理とモチベーションの維持」をテーマに、「たたき台」を活用した仕事の考え方を解説します。

 

脳に達成感を与えてモチベーション維持

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効果的にタスクを進めるためには、達成感を味わうことが重要です。人間の脳は、成功体験によってモチベーションが維持される仕組みになっているからです。

アクション動詞で具体化されたタスクは、多くの場合30分から1時間程度で完了できる大きさになります。ここでいうアクション動詞とは、実際に手を動かして何をするのか、具体的にわかるような動詞のことです。

たとえば、アクション動詞で書いたタスクとは、以下のようなものです。

・A社の佐藤部長に、来週の会議の議題についてメールで確認する
・月次売上報告書をパワーポイント5枚にまとめる
・顧客アンケートの回答をエクセルに入力し、集計表を作成する
・明日の企画会議用に、競合分析資料を事前に参加者にメール送信する

これらの中には15分や5分で終わるものもあるでしょう。

「そんな細かいタスクまで書き出す必要があるのか?」
「書き出すよりも、作業してしまった方が早い」
「タスクが多すぎると、むしろやる気がなくなる」

と考える方も多いでしょう。

ですが、細かく書き出すことには、実は大きなメリットがあるのです。小さなタスクを完了するたびに、脳は「今日の仕事はうまく進んでいる」と認識します。この小さな達成感の積み重ねが、その後の作業に対するモチベーションを高め、集中力を維持することにつながります。

達成感は単なる気分の問題ではありません。脳科学的に見ると、達成感を味わったときに分泌されるドーパミンは、その後の作業効率を実際に向上させる効果があります。逆に、達成感を味わえずに長時間作業を続けると、集中力が低下し、ミスが増え、結果的に作業時間が長くなってしまいます。

次ページが続きます:
【達成感を味わうための具体的な工夫とは】

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