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都会育ちの57歳女性、「雪深い富山」で家を2軒も買った理由…"東京を捨てない"2拠点生活で得られた「最高のこと」

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富山 五箇山
東京と富山県五箇山での2拠点生活。50代からの移住の決め手とは……(写真:米津悦子さん提供)
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「今はPCがあればどこでも仕事ができますので、五箇山からオランダにいる人とミーティングをすることもあります。そんなときはさすがに不思議な気持ちになりますね」

米津さん自身は、もともと東京都足立区の出身。2拠点生活が始まってからは富山にいることも多くなったが、決して東京が嫌になったわけではない。

「やっぱり東京に戻ると、ホームに帰ってきた感覚がありますね。仕事のやりやすさ、暮らしやすさで判断して複数拠点で生活しています」

言うは易しだが、実際にこの生活に慣れるまでは大変だったに違いない。

50代で2拠点生活を始めた、米津悦子さん(写真:米津さん提供)

そもそも、なぜ東京出身の米津さんが富山に拠点を置くことになったのか。

「富山に来た理由は、母のパートナーが五箇山出身で、一度行ってみようと思ったことがきっかけでした。コロナが拡大した後の2021年のことです。仕事の関係で富山の都市部に住んでいた妹に下見してもらったところ、『見に来ない?』と誘われたのです」

母のパートナーと言っても、米津さんの実の父ではないため、関係性としてはそれほど強くはない。だがそれでも、すぐに富山に行くことを決め、妹のところに立ち寄りつつ五箇山に行った。五箇山のことはまったく知らなかったが、行くとすぐに気に入ったという。

「大自然に囲まれた素敵な風景が広がっていて、ここなら心身ともに豊かな暮らしができると考えたのです。そして、ぜひいい家があれば住んでみたいと思うようになりました」

「素敵すぎる家」を見つけ、2棟購入

米津さんは思い立ったらすぐ行動する性格で、家を探し始めるとほどなくしていい物件に巡り合った。もともと旧上平村の村立住宅だった建物を、(市町村合併後の)南砺市が売り出していたのだという。

築30数年。冬場の五箇山は雪が深くて生活は大変だが、この家はその雪を楽しみながら暮らせるという「楽雪住宅」というコンセプトで設計されていた。

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【外観も五箇山の豊かな自然や集落に合うように設計された住宅】

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