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「静かな退職」ならぬ「静かな解雇」が始まる?!――企業がいよいよZ世代に見切りをつけ始めた

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面接中の新卒者
新卒の売り手市場に異変が起き始めた?(写真:8x10/PIXTA)
  • 金間 大介 金沢大学融合研究域教授、北海道医療大学客員教授
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コスパ、タイパを重視し、とにかくわかりやすく知識やスキルを伝授してくれる職場を好む様子も、多くのメディアで頻繁に報道されている。

そんな彼らに、今度は企業が見切りをつけ始めているという。企業にとってみれば、そんな彼らを新卒採用することこそ、コスパもタイパも悪いということだろう。事実、企業内では新卒の受け入れを拒否する部署が増えていると聞く。理由は「今は業務が立て込んでいるから」というもの。

皮肉なもので、かつては新入社員が配属されると皆で喜んでいた。これで少しは楽になると。

それが今や、ひとり新入社員を受け入れてしまうと既存のメンバーが疲弊してしまうという。指導するのに手がかかるだけではなく、ハラスメントへの気遣いからくる心労もかつての比ではない。

誰も若手の育成をしなくなる?

そうなると、当然採用活動の矛先は即戦力となるキャリア採用へと向かう。実際、今のキャリア採用市場はかつてないほどの活況を呈している。

そんな様子を知ってか知らずか、大学生を中心とした就活生は、ますます自らの市場価値を高めてくれるような(至れり尽くせりの型の)企業への就職を希望するようになるだろう。今の若者たちは、同世代と比較した自らの市場価値をとても気にしている。

そうなると企業は、ますますそんな若者を(少なくともホワイトカラーの知識労働者として)採用することはしなくなるだろう。理由は先も言った通り、給与を払ってまで育成してあげる道義はない。結果、企業は新卒採用を絞り、誰も若手の育成をしなくなる時代へと突入し……なんて、そんな怖い時代が来るかもしれない。

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