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「静かな退職」ならぬ「静かな解雇」が始まる?!――企業がいよいよZ世代に見切りをつけ始めた

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面接中の新卒者
新卒の売り手市場に異変が起き始めた?(写真:8x10/PIXTA)
  • 金間 大介 金沢大学融合研究域教授、北海道医療大学客員教授
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ブランド力のある大手企業は比較的若手人材を集めやすく、また高水準の給与アップによって、ここ数年の厳しい採用環境の中でも大量採用を実現してきた。しかし、特に医療・福祉系などでは、これらの企業のようにすぐに給与増を実現することは難しく、「魅力負け」してきた経緯がある。

②「AIが業務を代替し始めている」という点はどうだろう。

この点について、4月8日付の「日刊SPA!」がアメリカの興味深い動きを報じている。「Z世代の失業率が最大30%になる予測も…アメリカで進む『AIによる新人仕事の消滅』が日本にも来る」と銘打ち、アメリカ国内ではAIが新卒間もない「エントリーレベル」や、入社後数年にあたる「ジュニアレベル」の仕事を代替しはじめていると紹介している。

そして今、これらのレベルにいるのがZ世代というわけだ。よって「Z世代の失業率は最大30%に達する可能性も」と結論付けている。

状況を一言で言うと、シニアレベルの人たちが、ジュニアレベルに任せていた業務をAIに振り分けるようになったということ。議事録やパワーポイント資料の作成など、AIに投げれば瞬時に出来上がってくるものを、わざわざ高いコストと日数をかけてジュニアレベルに任せることをしなくなったということだ。

いかにも“スキル重視のジョブ型組織の考え方”という印象だが、それではメンバーシップ型組織が多い日本社会ではまだZ世代は安泰かというと、そうではないと同記事では警鐘を鳴らしている。今はAI活用の猶予期間が働いているだけで、もう間もなく「とりあえず採用して現場で育てる」という悠長なモデルがコストに見合わなくなると予想している。

新卒の配属を拒む部署も

現時点でのこの予想には、僕も100%同意だ。

拙著『無敵化する若者たち』の中で僕は、「現在の若者たちの理想の上司は『塾講師』のようになりつつある」とまで書いた。理想の上司像を調査すると、どんな問い方をしても、最初から最後まで丁寧に、何度でも、怒らずに教えてくれる上司がいい、という結果が得られるためだ。

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【新卒採用はコスパが悪い?】

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