そんな20代と、僕が「気づかい世代」と評する40〜50代を対比させる形で、友人の長田麻衣さんと対談したのもつい先月のことだ。
そんな中、拙著を読んだ読者の方からいただいたメールの中で、次のようなコメントがあった。
なるほど。
「なんと素晴らしい表現力!」と感嘆すると同時に、その内容については僕も頻繁に耳にするようになってきた。
新卒採用を減らす企業が増加
2026年4月20日、共同通信社が発したあるニュースが話題になったのをご存じだろうか。「新卒採用『減らす』23% 5年ぶり『増やす』上回る」という記事で、同社が主要企業111社に実施した27年度入社の新卒採用に関するアンケート結果をまとめたものだ。
中でも注目されたのは、新卒採用を前年度実績より「減らす」と回答した企業がこの1年間でおよそ倍増したことだ。前年の調査では「減らす」と答えた企業は12%にとどまっていたのが、今年度は23%にまで増えている。
「(前年より)増やす」と回答した企業は16%にとどまっており、この「増or減」の数値が5年ぶりに逆転したという構図だ。ちなみに、残りの回答は「前年度並み」か「未定」「無回答」となっている。
記事の中では、この増減の逆転が起きた理由として、①「人手不足に一服感が見られる」こと、②「AIが業務を代替し始めている」ことを挙げている。検証してみよう。
まず①の「人手不足に一服感が見られる」については、とても同意できる状態にない。理由は明確で、医療・福祉系や、いわゆるブルーワーカーと呼ばれる熟練技能職を中心に求人は伸び続けているからだ。
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【AIが主に若手の業務を代替する】
