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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

「祖父に預けたヒヨコが"鳥刺し"に」「フェリーに乗ったら即うどん」…ジモト民が《黒豚・黒牛より愛する》鹿児島グルメ

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鹿児島
鹿児島人として、ぜひ県外の人に食べてほしい両棒餅(ぢゃんぼもち)。こちらは「平田屋」のもの(写真:筆者撮影)
  • 横山 瑠美 ライター・ブックライター
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近年のとんかつブームを受けてか、鹿児島県内には銘柄や部位、調理法で差別化した新しいとんかつ店が続々とオープンしている。いろいろ試して、好みの味を見つけてみてほしい。

夏祭りのヒヨコ、祖父から「夕べ食べたがね」

もう1つ、筆者がよく食べている肉料理が「鳥刺し」だ。さばく過程で毛を焼くため、香ばしい風味がつき、肉は「たたき」状態となっている。

鹿児島ではかつて「鶏は歩く野菜」と言われ、家の庭で鶏を飼って来客やお祝い事のたびに潰してふるまう習慣があった。筆者の祖父宅でも鶏を飼い、さばいていたのを思い出す。

夏祭りで買ったヒヨコが成長して面倒を見きれなくなったので、祖父に預けたら鳥刺しにされたこともあった。鶏小屋を覗いて「いない!」と騒ぐ私たちきょうだいに「夕べ食べたがね(昨夜食べたでしょ)」と冷静に告げた祖父の表情が忘れられない。

鶏肉専門店で買ってきた鳥刺し盛り合わせ。手前から奥に向かって、羽身、砂ずり、ももの刺し身(写真:筆者撮影)

鹿児島県では2000年に鳥刺しに関する独自の衛生基準が設けられた。そのため、地元民も観光客も、安全性の高い鳥刺しを安心して食べることができる。スーパーや「かしわの◯◯」「◯◯かしわ店」といった鶏肉専門店で普通に買うことができ、居酒屋のメニューに載っていることも多い。

県外から来た友人に鳥刺しをリクエストされたことは一度もないのだが、生食に抵抗がなければぜひ試してみてほしい。

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【最後に、甘いものも】

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