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「祖父に預けたヒヨコが"鳥刺し"に」「フェリーに乗ったら即うどん」…ジモト民が《黒豚・黒牛より愛する》鹿児島グルメ

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鹿児島
鹿児島人として、ぜひ県外の人に食べてほしい両棒餅(ぢゃんぼもち)。こちらは「平田屋」のもの(写真:筆者撮影)
  • 横山 瑠美 ライター・ブックライター
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鹿児島でラーメンを食べることがあったら、あなたの地元のラーメンとの違いを面白がってもらえるとうれしい。

鹿児島人はラーメンも好きだが、うどんを食べるのも好きだ。それも、フェリーで。桜島のある大隅半島側に渡るフェリーが2つあり、なぜかどちらにもうどんコーナーがある。桜島フェリーでは「やぶ金」、垂水フェリーでは「南海うどん」が営業しており、乗船時に食べるのを楽しみにしている人が多いのだ。

桜島フェリーと桜島。右の建物は、いおワールドかごしま水族館(写真:筆者撮影)
垂水フェリーのうどんコーナー(写真:筆者撮影)

筆者は社会人になり、大隅半島に取材に行くようになってからフェリーのうどんを知った。今も朝早くフェリーに乗るときは、このうどんを朝食がわりにしている。

桜島フェリーの乗船時間はたったの15分なので、「乗り込んだら即注文」が鉄則だ。垂水フェリーの乗船時間は45分あるので、焦る必要はない。

ちなみに「桜島フェリーと垂水フェリー、どっちのうどんが好きか?」で論争になるのも「地元民あるある」だ。

垂水フェリーの素うどんは、つけあげ(さつまあげ)入り(写真:筆者撮影)

「黒牛」「黒豚」はめったに食べないご馳走

鹿児島グルメといえば、「鹿児島黒牛」「かごしま黒豚」は外せないだろう。鹿児島黒牛は、5年に1度開催される「全国和牛能力共進会」において2大会連続で日本一を獲得しており、かごしま黒豚も知名度は高い。県外の友人たちからは黒牛よりも「黒豚食べたい」とリクエストされることが圧倒的に多く、そのときはとっておきの店に連れていく。

JA鹿児島県経済連直営「華蓮」のかごしま黒豚のしゃぶしゃぶ(写真:筆者撮影)

ただ、地元の人が毎日のように黒牛や黒豚を食べているかと問われれば、筆者は「否」と答える。わが家の場合、鹿児島黒牛を購入するのは、年末年始のすき焼きと、年に数回の"家焼肉"のときぐらい。普段は銘柄を気にせず、国産牛の切り落としを買う。黒牛はご馳走で、友人が来たときか、誕生日などのお祝いごとと絡めて外食で食べるものだと考えている。

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【“第3の黒”黒さつま鶏も…】

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