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サガンやダリが教えてくれた「他人と違うことの価値」、パリで暮らして知った"ユニーク"の凄み

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パリの夕暮れ
パリの夕暮れ(写真:Kaori / PIXTA)
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「いい引っ越し祝いを思いついたわ。以前私のアシスタントをしていた女性が、あなたの家の近くに住んでいるの。だから彼女にあなたの家に行って、本棚を整理したり、段ボールを開ける手伝いをしてくれるように依頼しておいたわ。それが私からの引っ越し祝いよ」

普通なら電化製品とか食器をプレゼントするところを、ソフィーは、どうやら私が困っているのは、段ボールや本棚の片付けだと見抜いたようでした。翌日ソフィーから頼まれた女性が早速連絡をくれたので、家に来てもらい、自宅はたちまち見違えるようにキレイになりました。

個性というのは、自由な発想から生まれるものだとつくづく。おかげで私は一番嬉しい引っ越し祝いをもらうことができました。

肩書きに大した意味はない

フランスの有名アーティストの中で、いわゆる日本の東京藝大や多摩美のようなエコール・デ・ボザールを卒業した人は、どのくらいいるでしょうか。

フランスでは、ヴァン・ゴッホから、コンテンポラリー・アートのソフィ・カルに至るまで、独学の人が多いと思います。

パリから来日したアーティストに、日本では何年も浪人をして藝大を目指すアーティスト志望がいるのよと言ったら、フランスでは考えられない、といった顔をしていました。

考えてみると、20年間パリで働いていたのに、一緒に仕事をしていた雑誌関係の人たちやカメラマンや撮影スタッフがどういう学歴だったのかをまったく知りません。知る必要がなかったのです。

フランスでは新聞社であるフィガロの中には、フランスのエリート校のエナを出た人がいましたが、雑誌の編集者は、おそらくバカロレア(高等学校卒業試験)は取っていたけれど大学は出ていなかったのではないでしょうか。

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【他人に似ないことをモットーにしている人が大多数】

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