余談ながら3月の中東向け自動車輸出は3万6520台で金額は1593億円。割り算してみると、1台平均436万円ということになる。しみじみ高いクルマが売れているものだ。輸出はFOB(Free on Board)と言って、日本の港で商品を船に積んだ瞬間に売り手から買い手にリスクが移転する。
つまり船賃や海上保険などのコストは、輸入業者が負担することになっている。ドバイやリヤドのディーラーに並ぶ日本車の価格は、さらにセールスマンなどのコストも上乗せされるから、相当な高値になっているはずだ。
貿易立国たる日本としては、しみじみ世の中が平和であってほしい。平和な世の中であればこそ、日本製品が海外で売れて外貨がもたらされ、われわれは必要な資源やエネルギーを買うことができる。
いや、最近の輸入品目(2025年)を見ると、1位原油、2位LNGに続いて、3位医薬品、4位通信機、5位半導体等電子部品となっていて、今の日本は高付加価値のハイテク製品も海外から買うようになっているのだけどね。
4月公表の主要経済指標は意外と強いものが多いが……
こんなふうに日々の経済統計を追いかけていると、なんとも皮肉なものを感じてしまう。直近出てきた主要な経済指標は、意外と強いものが多いのだ。言うまでもなく、今はホルムズ海峡封鎖の問題があるから、日本経済は累卵の危うきにあると考えるのが自然であろう。とはいえ、4月には以下のようなデータが公表されている。
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【景気を敏感に反映する「あの指標」は?】
