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7年ぶりの日本公演で「再始動したBTS」が見せた"スターの力" 着飾らない7人、会場のギミックで東京ドームを熱狂の渦に

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「BTS WORLD TOUR 'ARIRANG' IN JAPAN」に行くと、BTSの魅力を改めて感じました(写真:(P)&(C)BIGHIT MUSIC)
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BTSの再始動は、東京ドームのライブだけで捉えると、全体像を見誤るかもしれません。

すでにツアーは北米やヨーロッパ、南米、アジアなど計34都市・85公演へと広がる計画で進んでいますが、再始動の起点となったのは、3月21日に韓国・光化門広場で行われた「BTS THE COMEBACK LIVE | ARIRANG」です。

Netflixで世界独占ライブ配信され、同時視聴者数は1840万人を記録。関連ハッシュタグは各国でトレンド入りし、Netflixの公式SNS投稿だけでも累計26.2億インプレッション(表示回数)に達しました。

見えてくるのは、単なる人気の持続ではありません。BTSはライブ、配信、SNSを横断しながら、同じ体験を世界規模で共有させているのです。

Netflixで3月27日から配信されているドキュメンタリー『BTS: THE RETURN』では、彼らの再始動を裏側から見せています。ライブという完成された瞬間だけでなく、そこに至るまでどれだけ葛藤し、7人全員が納得する答えにたどり着いたかというプロセスをありのままに映し出しています。

『ARIRANG』の制作過程そのものを描くことで、アルバムにBTSのアイデンティティが表れていることがわかります。たとえば収録曲『SWIM』では、押し寄せる流れに抗うのではなく、自分のペースで進み続けるという姿勢です。

BTSが一過性のブームで終わらない理由

BTSの7人(写真:(P)&(C)BIGHIT MUSIC)

なぜBTSは一過性のブームに終わらず、ファンの応援が途切れないのでしょうか。その理由の1つは、いわばサステナビリティのように、活動もファンとの関係も長く続いていくことを前提で存在しているからです。

7人それぞれの存在や個性を誇張せず、シンプルかつ等身大に見える表現でありながら、細部まで高い完成度を保ち続ける。このバランスが、国や地域を超えて共感と信頼を生み、時間をかけてファンとの関係を積み重ねているように思います。あえてサステナビリティという言葉を使うのは、そのあり方が、世界中で共有しやすい性質を持っているからです。

実際に東京ドームで感じた一体感も、偶然生まれたものではないはず。こうした姿勢の上に成り立っているように思いました。ライブ、配信、制作という活動のすべてが連動することで、ファンは体験を一度きりで終わらず、繰り返すことができます。

いつでもどこでも、BTSという物語に接続できる。それこそが、いまの時代のファンダムをよく表しています。

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