1曲目は、3月にリリースされた5枚目のアルバム『ARIRANG』に収録された『Hooligan』。荒めのラップと甘いメロディが交差する楽曲で幕を開けます。一人ひとりの歌声を耳にするたび、動く姿を見るたびに、黄色い声が沸き起こっていきます。
流れに乗ったトークパートでも、BTSが築いてきたファンダムの強さが垣間見えました。
着飾らない7人の魅力
メンバー7人全員が日本語で語りかけ、「お久しぶりですね」「ほんとに会いたかったです」といった言葉で、ファンたちとの距離を縮めていきます。どれも飾らない、目の前の相手に直接向けられたようなやり取りでした。
挨拶にとどまらず、「ちょっと、水、飲みます」といった何気ない一言さえも日本語です。さらに「たくさんのARMYが来てくれた」と、折に触れて感謝を伝える場面も続きました。
会場を見渡すと、観客の中心は40、50代といった層が多くを占めている印象です。「ARMY TIME」と呼ばれる一コマでは、カメラに映し出されたひとりの女性が「同じ時代に生まれてきてくれて 感謝」とファンお馴染みのフレーズが書かれたフリップに「77歳のARMY」と添えて掲げていました。その瞬間、会場から大きな拍手が起こります。自分も同じように、長く応援し続けたい――そんな思いが重なっているようでした。
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【SUGAの言葉】
