「ミス横市に出場した最初のきっかけは、運営の方からのお誘いです。当時は人前に出るのは本当に苦手で、写真を撮られることも、自分の顔をまじまじと見ることも好きではありませんでした」
それでも挑戦したのには、理由がある。中学時代は「運動嫌いを克服しよう」という気持ちだけで、テニス部に入部。その後も市のスピーチ大会に出たり、学級委員を務めたりと、兼田さんは意図的に「苦手なこと」に飛び込む習慣をつけてきた。
「昔から『苦手なことこそ挑戦する』という意識は持っていました。あとは、ミス青学でグランプリを獲られた山賀琴子さんを見て、ミスコンに憧れもあったので、出場を決めました」
ミス横市でグランプリを獲得後、ミスオブミスにも出場
1年生かつ、表舞台に立った経験のない兼田さんにとって、ライブ配信やSNS運用が必須となるミスコンは慣れないことの連続だった。しかし、家族や友人、地元・岩手の人々、活動中にできたファンの支えを受けながら最後まで走り切り、見事グランプリを獲得した。
その後、兼田さんは全国の大学ミスコン出場者のなかで一番を決めるMiss of Miss Campus Queen Contest(通称:ミスオブミス)にも出場。ミス横市以上にレベルの高い競争を潜り抜け、最終的には準グランプリに輝いた。
「ミス横市もミスオブミスも、ステージに立ったときは心臓バクバクでした(笑)。でも、グランプリと準グランプリという素敵な賞をいただけたことは、本当に嬉しかったです」
そして、ミスコンを機に知名度を上げた兼田さんの元には、モデルやMCといった芸能の仕事が入るようになっていった。
最初は仕事で失敗することも多く、オーディションも落ちるのが当たり前。何度もくじけそうになったが、持ち前のチャレンジ精神を活かしてめげずに挑戦を続けて、徐々に芸能の仕事もこなせるようになっていった。
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【求められるのは自分を客観視する力】
