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アンソロピックのアモデイCEOとトランプ米政権の当局者が会合、強力な最新AIモデル「ミトス」へのアクセスを巡って協議

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(写真:ブルームバーグ)

トランプ米政権の当局者とアンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)による17日の会合は「実り多く建設的」だったと、ホワイトハウスがコメントした。同政権は、アンソロピックの強力な最新人工知能(AI)モデル「Mythos(ミトス)」へのより広範なアクセスを求めている。

ホワイトハウスは、今回の会合で連携の機会やAIがもたらす課題への対処について協議したと説明。アンソロピックや他のAI企業との対話を継続する方針を明らかにした。

アンソロピックの発表資料によると、協議にはアモデイ氏も参加。「この会合は、責任あるAIの開発に向けて米政府と連携するというアンソロピックの継続的なコミットメントを反映したものだ」とした。

事情に詳しい複数の関係者によると、会合にはホワイトハウスのワイルズ大統領首席補佐官らも同席した。匿名を条件に明らかにした。

戦略国際問題研究所(CSIS)ワドワニAIセンターのシニアアドバイザー、グレゴリー・アレン氏がアンソロピックのAIモデル「Mythos(ミトス)」の能力を検証Source: Bloomberg

17日の協議は、主要な連邦機関によるミトス利用開始に向けた道筋をつける可能性がある。米行政管理予算局(OMB)のグレゴリー・バーバッチア連邦政府最高情報責任者(CIO)が14日に閣僚級省庁の当局者に宛てた電子メールによると、OMBはミトスの利用を開始できるよう保護措置を講じている。

政権高官はウォール街の大手金融機関の首脳に対し、システム内のサイバーセキュリティー上の弱点を特定し修正するため、ミトスを活用するよう促している。JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループ、シティグループなどは、脆弱(ぜいじゃく)性を発見するため、ミトスの社内テストを進めているという。

匿名を条件に話したホワイトハウス当局者は、会合に先立ち、ソフトウエアプログラムにおける重大なセキュリティー上の欠陥をAIモデルが確実に修正できるよう、政府が米国の主要なAI研究所との協力を継続していると述べた。いかなる新技術も安全性と信頼性を確保するためにテスト期間が必要になると付け加えた。

アンソロピックと政府は、ミトスへの早期アクセスを確保した連邦機関の有無や、どの機関にそれが認められたかについて明らかにしていない。米財務省は、脆弱性の探索を開始するため、アクセスを得ようとしている。

著者:Nancy Cook、Jake Bleiberg、Margi Murphy

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