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「1000人超の犯罪者が証言」 泥棒が諦める"面倒な家"の条件 防犯目線の物件選びを元大阪府警の警察官に聞いた

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折元洋巳さん
一人暮らしで知っておきたい住まい防犯について、専門家が解説します(撮影:桑田瑞穗)
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折元さん:防災の目線では安心感があっても、防犯面では「犯人にも都合がいいかもしれない」と考えたほうがいい。マンションのベランダは、火災時の避難通路として隣の部屋へ移動できる構造になっているのが前提です。そのため、非常階段側の部屋から侵入した泥棒が、ベランダ伝いに侵入を広げていくケースもあります。だからこそ、ベランダを塞ぐのではなく、ベランダに面した窓に補助錠をつけるなどして、各住戸でツーロックにしておくことが重要です。

―― ということは、高層階だから安心とも限らない。

折元さん:そうです。高層階なら絶対安全、とは言えません。

特に日本人は、マンションの上階の窓やベランダは無意識に“安全地帯”だと思いがちです。だから対策が薄くなりやすいんです。

「オートロック付き」は安心の目印にならない? 

―― 防犯に気をつけている人にとっては、「オートロック付き」はかなり大きな訴求ポイントですよね。

折元さんオートロックは、過信しないでください。

たしかに、セールスなどの部外者が簡単に入れない仕組みがあるのは安心材料のひとつです。しかし、プロの犯罪者は現在のオートロックのシステムの盲点を熟知しています。特殊な破壊道具などを一切使わずとも、わずか数秒でロックを解除してしまう手口が存在します。

つまり、オートロックは「手口を知っている悪意ある人間は防ぎきれない」設備だという認識が必要です。

―― それは意外です。

折元さん:そうですよね。でも、オートロックという名前だけで「この中は安全」と思い込んでしまうのは危ないんです。実際には、建物の構造や運用次第で、外部の人が入り込む余地がまったくないわけではありません。しかも、いったん共用部の内側に入られると、そこは外より人目が少なく、かえって注意が必要な空間になることもあります。

―― つまり、オートロック付きでも安心しきらないほうがいい、と。

折元さん:オートロックがあること自体はマイナスではありません。ただ、それだけで防犯性を判断するのではなく、共用部に死角がないか、管理が行き届いているか、玄関や窓の対策ができているかまで含めて考えることが大切です。「オートロックがあるから安心」ではなく、「それでも入れる前提」で備えておくことが重要です。

オートロックを過信せず、ゴミ出しなど少しの外出でも、必ず自分の部屋の玄関の鍵を閉めるようにしてください。

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【防犯カメラは“防犯”ではなく“監視”】

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