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「1000人超の犯罪者が証言」 泥棒が諦める"面倒な家"の条件 防犯目線の物件選びを元大阪府警の警察官に聞いた

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折元洋巳さん
一人暮らしで知っておきたい住まい防犯について、専門家が解説します(撮影:桑田瑞穗)
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―― では、何を見ればいいのでしょうか。

折元さん:「場所」です。もっと言えば、「景色」ですね。

僕がずっとベースにしているのは犯罪機会論という考え方。犯罪って、“悪い人がいるから起きる”だけじゃないんです。犯罪をやろうとしている人間が、「ここなら成功しそうだな」と思える機会があると、起きやすくなる。

つまり、犯人の性格や属性だけじゃなくて、場所の条件がそろったときに犯罪は起こりやすくなるんです。防犯は“事後の対処”ではなく、事前にその機会を潰すことが本質だとされています。

―― その“犯罪が起こりやすい場所”には共通点があるんですか。

折元さん:あります。すごくシンプルです。「入りやすくて、見えにくい場所」です。

犯人からすると、入るのが簡単で、周囲から見えにくいところは犯罪をやりやすい。逆に、入りにくくて見えやすい場所は嫌なんです。防犯というと暗い場所が危ないと思われがちですけど、明るいか暗いかより、構造として見えにくいかどうかのほうがよほど大事です。

この考え方は、住まいだけじゃなくて、帰り道や街の見え方にもつながります。特に、一人暮らしの物件選びではまずここを意識してほしいですね。

(イラスト:いぢちひろゆき)

物件選びは「部屋の中」だけでは決まらない

―― 物件探しというと、つい室内の設備や間取りばかり見てしまいます。建物の外や周辺環境の「入りやすくて、見えにくい場所」について、もう少し詳しく教えてください。

折元さん:つまり「周りからの視線がどれだけあるか」がポイントなんです。

例えば袋小路の奥や突き当たりにある住戸は、通行人が少ないので狙われやすい傾向があります。よく「泥棒ってお金持ちの家を狙うんですよね」と言われるんですけど、そんなにわかりやすく見抜けるわけじゃないんです。彼らが最初に見ているのは、金持ちかどうかより、「入りやすいか」「見つかりにくいか」「逃げやすいか」です。

実際、留置場で犯罪者に話を聞いていると「(家に)入ったけど何も盗れなかった」というケースもあるんですよ。つまり、最初から確実に“当たりの家”を見抜いているわけではない。それでも狙いに行くのは、そこがやりやすい場所だからです。

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【周辺環境などもチェックを】

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