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OPPOが日本で「31万円折りたたみ」と「5億画素スマホ」を同時投入、"iPhone一強"市場に挑む戦略の核心

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オッポの最新折りたたみスマホ「Find N6」(写真:筆者撮影)
  • 山根 康宏 携帯電話研究家・ジャーナリスト
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すでに折りたたみスマートフォンを使い慣れているユーザーにとって、この「溝」は機能面で大きな支障にはならないものだ。筆者も数年にわたり折りたたみスマホを使ってきたが、ディスプレイの折り目のことは気にならず、それよりも大画面でアプリを並べて使える利便性が圧倒的に勝っていると感じている。また毎年新機種に買い替えているが、この折り目も年々目立たなくなってきている。

しかしまだ折りたたみスマホに触れたことがない人からすると、画面中央が窪んでいる構造は、一見しただけで「壊れやすそう」「そこから割れそう」という不安感を呼びやすい。

20万円を軽く超える高額商品であることを考えると、折りたたみスマートフォンの開いた画面の「溝」は「価格のわりに作りが甘いのでは」という印象を与えてしまうのである。

オッポはこのような心理的ハードルを下げるため、折り目を目立たせない技術開発を進めてきた。そして4軸構造のヒンジと3D液体プリントなどの新しい技術を組み合わせ、内部の支持パーツの段差を極限まで削り込み、「曲げられることを忘れさせる」ほど平らな折りたたみディスプレイをついに完成させたのだ。実際に「Find N6」の本体を開いてみると、誰もが「折りたたみスマホではなく、ただのタブレット」と感じるだろう。

日本人が求める「妥協のない製品」を提供

「Find N6」の価格は税込31万8000円。国内で販売されてきたスマートフォンの中でも最上位クラスといえる強気な設定だ。しかし日本ではまだまだ知名度の低いオッポがなぜこれほどまで高価格の製品を日本に投入するのだろうか。

オッポ製品を日本で展開するオウガ・ジャパンの専務取締役・河野謙三氏はFind N6発表会後のインタビューで日本市場を見据えた製品投入であることを説明。そこからは日本のユーザーにこそ、この仕上がりを評価してもらおうという意図が汲み取れた。

実はオッポの折りたたみスマートフォンは、海外ではすでに4世代目まで展開されている。「Find N6」はシリーズ5機種目となる最新モデルなのだ。歴代モデルの中でも昨年、2025年に登場した前機種の「Find N5」は、開いたときの厚さがわずか4.2mm台。

これは発表時「世界最薄クラスの折りたたみ」モデルであり、海外で大きな注目を集めた。河野氏のもとには海外ニュースなどでその存在を知った日本の一部消費者から「Find N5も日本で売ってほしい」という声が少なからず上がっていたという。

「Find N6」を発表するオウガ・ジャパンの河野謙三専務取締役(写真:筆者撮影)

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【最初から「決定版と言えるレベル」を日本に持ち込む】

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