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AIへの指示が下手な人は「仕事の構造」が見えていない。周りから高く評価される「たたき台」を生むプロンプト術

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AI
「たたき台」を活用した仕事の考え方を解説します(写真:園 りんご/PIXTA)
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たとえば

「営業戦略の資料を作って」

という指示と、

「来月の売り上げ目標を10%上積みするための、既存顧客へのアップセル施策案を3つ、それぞれ実施コストと期待効果の根拠とともに整理して」

という指示では、返ってくるアウトプットの質がまったく異なります。

前者があいまいなのは、期待する成果(目的)や現状、必要な選択肢の数などが何も伝わっていないからです。AIはどんな方向で考えればいいかわからず、当たり障りのない回答しか返せません。

これは、AIへの指示に限った話ではありません。上司から仕事を依頼され、同僚に共有し、チームで議論する——ビジネスの現場で物事を前に進めるためには、常に同じ構造が必要になります。

著者の萩原雅裕氏が実際にたたき台をつくったり、アウトプットをレビューしたりする際に多用している「仕事の構造方程式」を紹介するイベントが東京、大阪で開催決定。詳細はこちら

(出所:たたき台の教科書)

期待する成果(目的)が明確で、現状が整理されていて、複数の選択肢が検討されている。

これが、仕事をうまく進める人の根幹にある考え方です。そしてこの構造を体現したものこそ、「たたき台」に他なりません。詳しくは『たたき台の教科書:頭の良さに頼らず一流の仕事をする技術』でも解説しています。

「良いたたき台」がわかっている人から仕事が進む

「良いたたき台が何なのかを知らなければ、AIに適切な指示を与えることはできない」——これが私の考えです。

つまり、AIを使って仕事を効率化したい人ほど、まず「良いたたき台」の構造を理解する必要があります。

AIは確かに便利なツールですが、あくまでも「入力した情報をもとに処理する」ものに過ぎません。仕事の目的が何で、いまどういう状況にあって、どんな成果を求めているのか——その「仕事の構造」を整理する役割は、依然として人間にあります。

この「仕事の構造を把握する力」こそ、AI時代に最も必要とされるスキルであり、たたき台を作る力はその訓練の場です。

私はこれまで、日系大手IT企業、世界トップクラスの外資系IT企業(いわゆるGAFAMのひとつ)、ベンチャー企業の立ち上げを経て、現在は中小・ベンチャー企業向けの経営コンサルティングを行っています。

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【仕事ができる人が当たり前にしていること】

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