「アメリカ・イラン停戦協議不調」で日経平均株価が下がったとしても、「日本株は強気継続」でまったく問題ないワケ
ただ、今が戻り相場(リバウンド相場)と考えれば、日経平均の目標値は2月27日の最高値5万8850円となり、上値はあと2000円ほどしかない。戦争が泥沼の長期戦になれば5万円割れも考えられる現在の位置での賭けとしては、強気は極めて効率が悪い。
それでも筆者が押し目買いを維持するのは、大幅高後のセンチメントとしては極めていい形(弱気がまだ多い)だからだ。
転換点を越えつつあるときの上昇の典型的パターンは、弱気がピークアウトして減少し、強気がまだ過熱化していないときだ。この絶妙な組み合わせは、統計的にも、上昇の寿命が長くなる。
繰り返すが、「まだ上がる」と判断できる最大の理由は、強気の絶対値よりも弱気の絶対値が大きいことだ。弱気が多い相場は、下げると売りが畳みかけて出で、買い戻し余地が広がる。とにかく弱気(不安)が多い局面では、日経平均は何度も下がれば買いとなる。
短期的に売られても「押し目買い」で
最後に今週の相場の予想をしよう。先週末(10日)の日経平均は、前日比1028.79円高の5万6924.11円(25日移動平均乖離率+5.83%、75日移動平均乖離率+5.53%、3つの和である総合乖離は+29.07%)で引けている。25日線との移動平均乖離率から言うと、短期的には売ってもいい+5%を大きく超えている。
「停戦協議決裂」で、13日の日経平均は低下していた弱気センチメントの再びの増加で大きく売られるかもしれない。だが、その過程では上昇エネルギーがたまるだけだ。少数意見の「強気」が更に少数になると思われる押し目は買い、で変わらない。
また13日は寄りつき前の8時50分に発表される日本銀行の3月のマネーストック(M3、金融部門から経済全体に供給されている通貨の総量)の数字に注目している。市場の内生要因の中で最も重要な項目の1つで、需給の急所だ。金融正常化策の中で、約1600兆円を維持している姿をしっかり見たい。
(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
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