昇進のための社内試験合格を目指し、毎日1時間の勉強を続けていたAさん。順調にテキストを消化していましたが、試験の2週間前、担当しているプロジェクトで予期せぬトラブルが発生。連日、急な残業に追われることになりました。
原因は、プロジェクトのタスク分解が甘かったこと。しっかりタスク分解して吟味していたら、事前にどこで遅れが出そうか、それが全体にどんな影響を与えるかを確認しておけば防げた事態かもしれません。
勉強時間がゼロになり、疲弊したAさんはこう思いました。
「もう間に合わない。今回はあきらめよう」
予期せぬトラブルを「想定内」にしておく
「今月こそ残業をゼロにしよう!」と意気込んでいたプロジェクトチーム。前半は順調でしたが、中旬に大口顧客からクレームが入りました。対応のために全員が深夜まで残業することに。
「せっかく順調だったのに、これで目標達成は不可能だ」
1度のトラブルでみなの心が折れ、その後はなし崩し的にダラダラとした残業が復活してしまいました。
目標の達成プロセスにおいて、予期せぬトラブルは「想定外」ではなく「想定内」にしておきましょう。
「トラブル対応の時間」をあらかじめバッファ(予備時間)として確保しておく。あるいは、「トラブルが起きても、このラインまでは守ろう」という防衛ライン(撤退戦のルール)を決めておく。
そうすれば、邪魔が入っても「想定の範囲内だ」と冷静に対処でき、むやみにモチベーションを落とすこともなくなります。

