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【「ラン活」疲れ】60年前から問われたランドセルの是非 なぜ子どもに"高級品"が当たり前になった?

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色とりどりのランドセル
ランドセルは必需品なのに、なぜこんなに高いのか。歴史を振り返ればその理由がわかる(画像:本ちゃん / PIXTA)
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年少の嘉仁親王(後の大正天皇)は陸軍の練兵をご覧になったのだが、兵士が背中に背負っていた「ランドセル」を非常に気に入って「あれがほしい」と仰せになった。それを聞いた土方はランドセルをこしらえて親王に献上。

学習院で学ぶようになった親王はそのランドセルの中に学用品を入れて通学するようになる。それを見た学習院の生徒らが親王にならって、ランドセルで登校したという。

土方は「学生がランドセルを負って歩くという事は、今の陛下の御幼年の折になされたことである。是が嚆矢(編注:こうし、ことの始め)になって居る」と述べている(土方久元「先帝の御逸事」『國學院雜誌』214号、1912年)。

こうして広まったランドセルだが、のちに伊藤博文が嘉仁親王に贈った特注品が、現在「箱形」の原型になったと言われている。ただ当時、ランドセルは高級品であり、一般に普及したのは戦後のことであった。

1960年代に来た「ランドセル廃止」の流れ

そして戦後の1960年代になって起こったのが、ランドセル廃止の動きである。

私立・国立の小学校は通学で電車を使うケースが多く、朝のラッシュでの危険性からランドセル廃止に踏み切るようになった。

例えば青山学院初等部は63年、1年生・2年生のランドセル通学を廃止した。当時、もう1つ背景にあったのは、「学校教育と家庭教育は本質的に違うから教室を家庭に持ち込まないほうがよい」との考えだ。

同校は現在、全学年でランドセルは廃止となっている。ランドセル廃止により、学習用具は全て教室のロッカーに置いてあり、生徒は必要に応じて教科書を自宅に持ち帰って学習しているそうだ。

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【「学校と家庭を分ける」ためのランドセル廃止】

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