NTTドコモ入社式「人文字ギネス」に批判殺到、防げなかった大企業の"致命的な盲点"と"アナログ回帰"ブランディングの罠
そんな縁のある会場で行われたドコモ入社式で行われたのが、“人文字”企画だ。ロゴマークを観客席に再現すべく、テーマカラーである赤と白のフード付きの服を着用した新入社員たちが、一斉に頭を下げることにより、大きなロゴマークが描かれた。
この様子は、ドコモ側のみならず、「人文字で企業ロゴを表した最多人数」としてギネス世界記録の公式Xでも紹介された。しかし、SNSの反応は芳しくなかった。「パワハラではないか」「入社前から練習させられていたのではないか」「同調圧力」といった批判や疑問が相次いでいる。
なぜ「ハラスメント的」と捉えられたのか?
バッシングの多くは「ハラスメント的ではないか」といったもの。いわゆる「体育会系のノリ」で強制しているように見えるネットユーザーが多いようだ。
たしかに画一的な行動をさせることにより「会社組織の枠にはめようとしている」と感じさせ、個を育てる「ナンバーワンよりオンリーワン」の風潮に逆行しているようにも思える。
「社員は企業の顔」とはよく言うが、それはあくまで各個人の顔が見えていてこそだ。フードをかぶって、下を向いている状態では、個人の識別は難しい。「企業人は、全体を構成する一部でしかない」と、社会の厳しさを教える意味合いであれば話は別だが、そうした意図はないだろう。
一方で、共同作業そのものには、チームワークを育む側面もある。単に服を着て、頭を下げる程度で、どれほどの達成感が得られるかは、正直なところよくわからない。だが、一緒になって大きなことを成し遂げる、その一助になったと感じる人がいてもおかしくはない。



















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