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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

「観光名所がない」と地元民が断言する福岡市。それでも「住みたい街」1位に選ばれ続けるコンパクトシティの実力を明かす

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「もじこう」のフォントもレトロ感があってかわいらしい(写真:筆者撮影)

その中でも筆者がおすすめしたいのは、「出光美術館(門司)」だ。都会の美術館では大混雑になる伊藤若冲の名作が、驚くほど静かに鑑賞できることがある。出光美術館が日本美術コレクターで知られる「プライス財団」からその一部を購入したことにより、常設展示ではないが、企画展によっては門司でも見ることができるのだ。2025年夏にも若冲の「鳥獣花木図屏風」が展示されていたが、過去に大行列の中見たのが嘘のような、静謐で贅沢な時間を過ごすことができた。地元民にもあまり知られていない、隠れた名所だと筆者は思っている。

こぢんまりとしているが、満足度が高い「出光美術館(門司)」(写真:筆者撮影)

北九州市もレンタカーを借りれば、活動範囲はさらに広がる。自然を満喫したいなら、小倉駅エリアから車で30~40分の日本三大カルスト「平尾台」へ。気軽に雄大な自然を感じられるほか、夏には鍾乳洞探検や沢登りなども楽しめる。夜は、皿倉山から夜景を楽しんだり、工場地帯の夜景クルージングツアーに参加したりするのも、福岡市内とはまた違った楽しみだ。

平尾台は、草原に白い石灰岩が羊の群れのように点在する「羊群原(ようぐんばる)」が特徴の絶景スポット(写真:TOSHI.K/PIXTA)

異なる3つの海に育まれた「魚介の聖地」・北九州

北九州市の最大の強みは、なんといってもその豊かな海にある。西側の「玄界灘」、北側の「響灘」、東側の「周防灘」、そしてその間を走る「関門海峡」という、個性の異なる海に面した地勢は、驚くほど多様な魚介類を供給してくれる。

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【「すしの都」北九州市】

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