「観光名所がない」と地元民が断言する福岡市。それでも「住みたい街」1位に選ばれ続けるコンパクトシティの実力を明かす

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太宰府天満宮
いつ来ても人が多い太宰府天満宮。本殿を改修中のため、現在は「仮殿」が建てられている(写真:筆者撮影)
大濠公園
大濠公園。公園内にはカフェやレストラン、美術館などもあり、ゆったりとした時間を楽しめるし、レンタルボートもある(写真:福岡県観光連盟提供)

一方で、福岡市は「住む」には最高な街だ。その理由は、食が充実しているだけでなく、コンパクトシティとしての圧倒的な利便性にある。福岡空港の国内線ターミナルから主要駅である博多駅までは、地下鉄でわずか5分。これほど空港と都心が直結している都市は、世界的に見ても極めて稀だ。

福岡空港
福岡空港は、地下鉄の駅の目の前から、国内線のカウンターや保安検査場に向かうエスカレーターが延びていて便利だ(写真:KAZE/PIXTA)

また、街中に坂が少ないので自転車で気軽に移動できる。観光客にも、シェアサイクルの「チャリチャリ」をフル活用することをおすすめしたい。観光客も、事前にアプリを登録しておくとすぐに使えて便利だ。博多から天神は自転車で15分、天神から大濠公園は10分も漕げば着く。この「暮らし」の延長線上にある快適さこそが、福岡市の真の価値だと感じている。

日常を楽しむなら、「リヤカー部隊」と豊富な飲食店が魅力の西新へ

もし、「福岡の日常」を楽しみたいなら、西新(にしじん)中央商店街まで足を延ばしてみてほしい。天神駅から地下鉄でわずか7分。ここには、平日や土曜日の昼間、5〜10台ほどのリヤカーが並ぶ。地元民からは「リヤカー部隊」と呼ばれており、産地直送の安くて新鮮な野菜や魚介類、花などが売られる「出店」になっているのだ。その光景は、地元民であっても「今日は何が手に入るかな」とテンションが上がる。以前近くに住んでいた筆者も、通るたびに必ずチェックしていたものだ。

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