【独自】三菱商事がLNG専門の投資ファンドに追加出資へ/「非中東」に狙いを定める/投資額は数百億円規模で調整中
イラン危機に端を発したホルムズ海峡の事実上の封鎖により、エネルギー安全保障への注目が集まる中、三菱商事が主に中東以外のLNG(液化天然ガス)分野に投資するファンドへの追加出資を検討していることが、東洋経済の取材でわかった。
三菱商事が出資を検討しているのはMidOcean Energy(ミッドオーシャン・エナジー)。世界各地のLNGプラントの権益に出資する投資ファンドだ。
数百億円規模の追加出資
ミッドオーシャンは、エネルギーインフラ分野への投資に特化したアメリカの投資ファンド、EIG Global Energy Partners傘下のファンドで、サウジアラビアの国営石油会社、サウジアラムコも出資している。
日系企業との関係も深い。2022年のファンド組成直後に発表した第1号の投資案件は、東京ガスが保有するオーストラリアのLNGプロジェクト4件の持ち分取得だった。
25年には三菱商事も出資する「LNGカナダ」(年産1400万トン)の権益5%を間接的に取得。直近では3月12に、日本最大の発電会社JERAが保有するオーストラリアのLNG生産権益の持ち分を取得すると発表している。
新規投資を進めるミッドオーシャンは、足元で資本増強にも取り組んでいる。3月17日には出光興産から5億ドルの出資を受けると公表。また、具体的な出資者は明かしていないものの、出光とは別に「新規投資家及び既存投資家から7億9000万ドルの追加出資を受ける」ことも公表した。その後、3月26日には静岡ガスが1億ドルの出資を決めたと発表している。






















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