アメリカ・イスラエルとイランの戦争は仕掛けた側のトランプ大統領が矢面に立たされ、次第に苦境に立たされている。西側主要国には支援をやんわりと断られ、国内では支持率が低下し秋の中間選挙の見通しを暗くしている。政権内部からは先制攻撃の理由としたイランの核兵器やミサイルの脅威を否定する声さえ出ている。
米軍が軍事攻撃の中心となっている以上、トランプ大統領の言動に注目するのは当然だ。しかし、忘れてならないのはイスラエルのネタニヤフ首相が今回の戦争の仕掛人であり陰の主役であることだ。
昨年6月の空爆に続き2回のイラン攻撃はいずれも米軍とイスラエル軍の共同作戦だったが、背後でネタニヤフ首相がトランプ大統領に対しイランの脅威を主張し戦争に巻き込んだようだ。
イランに対する軍事攻撃はネタニヤフ首相の30年来の夢だった。
歴代アメリカ大統領を激怒させてきた
1988年にイスラエルの国会議員に初めて当選したときからネタニヤフ首相は、イランの核開発計画がイスラエルの存亡にかかわる脅威であるとして軍事力の行使を主張していた。96年に首相に就任すると、その主張はますます強固なものになっていった。
とはいえ中東地域の大国であるイランをイスラエルが単独で攻めるのは軍事的にも政治的にも無謀である。そこで頼りにしようとしたのがイスラエルへの軍事支援を続けるアメリカだった。






















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