「スポーツは筋書きのないドラマ」というが、日本におけるWBCの独占ライブ配信権を手にしたNetflixは、この言葉の意味を改めてかみしめているのではないか。スポーツに「たられば」はないとはいえ、「日本が決勝の舞台まで進んでいれば」と思っていることだろう。
日本が準々決勝でベネズエラに敗退した直後から、「解約騒動」が起こっていると報じられている。もちろん、あくまでネット上の「噂」にすぎず、Netflixに何の責任もない。とはいえ、敗北した腹いせに「即解約」という人が少なからずいたとしても不思議ではない。
とくに、初月498円の「ワールドベースボールクラシック応援キャンペーン」で加入した駆け込み視聴者の中には、Netflixへのロイヤリティが高くない人も多かったかもしれない。「WBCが終わったら、それでおしまい」と考えた人も、かなりいたのではないか。
しかし、日本が負けたのは残念だったとしても、Netflixは今回のWBCで「日本のスポーツ視聴シーン」を確実に変えたと思う。
全47試合を視聴して感じた「映像の美しさ」
Netflixは、WBC全47試合を日本国内でライブ配信した。私はそれを知って「それなら全部見てやろう」と思い、実際に47試合すべてを視聴した。もちろん、リアルタイムで見られなかった試合もあったが、最終的には全試合に目を通した。
まず感じたのは、「映像の美しさ」だった。WBCのワールドフィードはMLB Networkが制作し、東京ラウンド(プールC)の国際映像制作は、Netflixから委託を受けた日本テレビが担当していた。これまでのWBCと比べても、映像は格段に素晴らしかった。選手の動きやベンチの表情、観客席の熱狂をとらえるカメラワークも的確で、画面の切り替えのタイミングもよかった。





















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