「不慮の事故」というよりも「人災」
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設現場周辺で発生した抗議船転覆事故で、高校生を含む死者が出たことが大きな波紋を呼んでいる。
平和学習の一環として見学に訪れていた高校2年生の女子生徒と船長が死亡するという、取り返しのつかない事態となった。事故当時、現場付近は波浪注意報が発表されており、海上保安庁は「高波」が原因の可能性があると分析。明文化された出航基準がなく、安全配慮義務が十分に果たされていなかった疑いが指摘され、3月20日には、第11管区海上保安本部が船の運航団体「ヘリ基地反対協議会」の事務所などに業務上過失致死傷容疑で家宅捜索に入った。
また、修学旅行を企画した同志社国際高校側の責任を問う声も高まっている。平和を学ぶための学習の場所が、突然全員が海に投げ出されて、溺れて命を落とすような危険な場所となったことに対し、学校側の危機管理があまりにもお粗末だったからである。
高校が3月17日に開いた記者会見では、そもそも人を乗船させるのに必要な事業登録の有無を把握しておらず、生徒や生徒の保護者に「抗議船」という言葉で説明せずに、「戦争、基地反対を唱えている方々が乗ったりしている船」などと伝え、保護者からの同意なども取っていないことなどが明らかになった。





















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