独身女性のマンション購入は「49歳がリミット」?司法書士が48歳で手厚い団信特約を"駆け込み確保"した深い理由

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そんな川本さんに、もし今の状況で買い替えるならどんな条件を選ぶか聞いてみた。

「当時私は変動金利を選びましたが、次回は状況次第で固定金利にするかもしれませんね。いまは予想以上に上昇していて、1%を超えていますから」

25年12月、日銀は政策金利を0.5%から0.75%程度に引き上げることを決定した。約30年ぶりの高水準だ。政策金利の上昇は、住宅ローンの変動金利の上昇に影響する。住宅ローン比較・診断サイト「モゲチェック」によると、26年春には多くの銀行が変動金利を0.25%程度上げる可能性があるという。

長く続いたゼロ金利政策の影響で、「変動金利は実質固定」という認識は根強い。現在も70%以上の住宅ローン契約者が、利率の低い変動金利で組んでいるという。

(画像:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」利用した金利タイプより)

「それに今はもう、私の収入で23区内の物件は買えませんね。埼玉や千葉で探すんじゃないかな」

当初は買い替えを視野に入れて物件を選んだが、次に買い替えるときは団信の手厚い特約もつけられない。何か大きな変化がない限り、買い替えは現実的ではないというのが現在の考えだそうだ。

両親への事後報告――マンション購入で見えた「これから」

北海道に暮らす高齢の両親には、マンション購入後に電話で報告した。娘が故郷に戻るとは考えていなかったが、まさか東京でマンションを購入できるとは思わなかったらしい。

「親戚を通じて、『安心した』と言っていたことを知りました」

これまで転職も多かったため、不安定な生活を送っているのではないかと心配していたのかもしれない。自力で東京にマンションを購入できるほど生活が安定したことに、両親は安心したのだろう。

住宅ローンを組んだことで、転職も引っ越しも気軽にはできなくなった。しかし、50代になって「先が見通せる」ようになったことは、決して悪くないのかもしれない。

宮﨑 まきこ フリーライター

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みやざき まきこ / Makiko Miyazaki

立命館大学法学部卒業後、13年間法律事務所にてパラリーガルとして勤務。自己破産、離婚、失業、犯罪など、人生の困難な局面に置かれた人々と接してきた経験を生かし、フリーライターとして独立。
人物インタビューを中心に取材・執筆している。
静岡県浜松市在住。愛犬家。夫と愛犬・鰤(ぶり)と暮らしている。

X:@makiko_miyazaki

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