宿題をやっても学力が伸びないのはなぜ?「スマホ認知症」成績が上がる子と成績が下がる子の生成AIの使い方の差

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

生成AIを使って答えを瞬時に出してしまうと、その大切な「負荷」がゼロになってしまいます。見かけ上は勉強しているように見えても、脳は全力でさぼっている状態です。

生成AIとの正しい向き合い方

では、生成AIをまったく使ってはいけないのかというと、そんなことはありません。上手に活用すれば、学習を何倍にも効率化できる強力なツールです。大切なのは、「答えを出してもらう道具」ではなく「思考をサポートしてもらう道具」として使うことです。

スマホ認知症 思考力・判断力・集中力を奪われないために (ベスト新書 619)
『スマホ認知症 思考力・判断力・集中力を奪われないために』(ベスト新書)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

たとえばこんな使い方は非常に有効です。「この問題のどこから考え始めればいいかヒントをください」「この単語だけ意味を教えてください」「自分はこう考えたのですが、方向性はあっていますか?」――こうした問いかけであれば、自分の思考を止めることなく、むしろ加速させることができます。

「ヒントだけもらう」という使い方は、一見回りくどく感じるかもしれません。答えをすぐに出してもらえば早いのに、と思いますよね。でもその「回り道」こそが、最終的に一番早く学力を上げる道です。受験本番に生成AIは使えません。自分の頭の中に積み上げてきた思考力だけが頼りになります。

生成AIは使い方次第で、学力を伸ばすことも、止めることもできます。これを読んでいる学習者の皆さんは、「脳への負荷」を意識しながら、賢くAIと付き合っていただきたいと思いますし、その学習者を教える立場の親御さんたちも、そこの部分を意識して指導をした方がいいと思います。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事