"サナエトークン"騒動があらわにした政治支援の構造的空白、政治家も支援者も明確にしてこなかった「後援会」の曖昧さ

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しかし、高市氏公式サイトの「後援会入会・寄附申込み」ページを見ると、「新時代政策研究会」なる資金管理団体への入会を勧めている。おそらくこちらは“公認”ではなく、“公式”なのだろう。

また、政治資金規正法の関係で、この団体に対して寄付できない法人などに向けては、高市氏が支部長を務める「自由民主党奈良県第二選挙区支部」への寄付を呼びかけている。

政党支部は別にして、チームサナエと新時代政策研究会は、どちらも「後援会」と表現されている。そこで気になるのが、後援会とは、どのような性質の組織を指すのかだ。話が複雑化する背景には「後援会」という単語が、あらゆる形態の組織を指すことと、無関係ではないだろう。

後援会の組織体系には「3つのパターン」が

あくまで筆者の分類だが、「後援会」の組織体系は大きく3つのパターンがある。

官公庁に届け出られている「政治団体系」、法的な位置づけはないが組織化されている「任意団体系」、そして、明確な組織ではなく支援者の自主的な動きによる「勝手連系」だ。

なお、政治家は全員、後援会を作る必要があるわけではない。筆者は2023年の杉並区議選に出馬した経験があるが、その際には後援会組織を持たなかった。学生時代からの友人を中心に、数人のボランティアはいたものの、組織だったものではない。

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