渋谷の"日本一新しい廃墟"に誕生した「急成長ジム」3カ月通ってわかった"想像を超える中身"と"たったひとつの不満"

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また、会費が高い方がマナーがよくなる傾向もあるのでそこで納得できる部分もある。フィットネスにとどまらない多彩なコンテンツが使い放題で、やや会費が高いのでチョコザップの上位互換という感じもする。

ここまではフィットイージーの充実すぎる設備を紹介してきたが、筆者はひとつだけ不満というか驚いたことがある。どこのジムにも当たり前にある「あれ」がないのだ。

フィットイージー、唯一の不便

「あれ」とは、無料の鍵付きロッカーだ。一般的にジムには更衣室に鍵付きロッカーがあり、運動中はそこに貴重品や着替えなどを入れておく。

しかし、フィットイージーにはそれがなく、荷物はフリーの棚(鍵なし)に入れておくか、貴重品は自分で持ち運ぶしかないのだ。会費が1万円を超えるのに、ないのは驚いた。財布などはさすがにフリーの棚に置いておくのは心もとないので、持ち運びしながら運動するが、筋トレでマシンを移動する度に持ち運ぶのは不便だと感じた。

なお、オプションで月額1100円の鍵付き個別ロッカーを借りることができるが、同じように思う人が多いのか渋谷店は満杯で、キャンセル待ちの状態が続いている。

しかし、ロッカーを置かないことによって生まれるスペースもある。その空間を他のサービスに充てて、異なる角度から会員の満足度を保っている、あるいはロッカーがあればもっと会費が高くなっているのかもしれない。不便以上に価格優位性が生まれるという判断なのだろう。

このようにフィットイージーでは豊富なコンテンツを用意する一方で鍵付きロッカーの設置数を抑え、セルフ式で人件費を抑えるなど、メリハリをつけた運営で魅力を高めている。後編ではその業績や今後の成長可能性について論じていきたい。

【合わせて読む↓】
「月会費1万3178円」で会員急増ジム「フィットイージー」が渋谷廃墟に。"運動しない人"をも取り込む「なんでもあり」仕掛けとFC戦略の実態を見た
大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト

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おおぜき まなみ / Manami Ozeki

1988年栃木県生まれ。東北大学卒業後、教育系出版社や飲食業界系出版社を経て、2019年3月より飲食業界のトレンドを発信するWEBメディア「フードスタジアム」の編集長に就任。年間約300の飲食店を視察、100人の飲食店オーナーを取材する。
Instagram:@manami_ohzeki

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