「誰がダマしたのか」大惨敗の中道に渦巻く怨嗟の声、"落選者ヒアリング"通過でも湧き起こる分党論争とジリ貧の惨状
福田氏が公明党との合流を知らされたのは、地元の公明党県本部の幹部からだった。また比例名簿に関しては、公示日当日まで知らなかった。福田氏は同ブログで「事前に知っていたのは、野田代表と安住幹事長の外に誰がいるのか?」(同)と“密室での決定”を批判している。
その安住氏は28日、仙台市内で開かれた立憲民主党宮城県連常任幹事会に参加していた。安住氏は立憲民主党宮城県連のメンバーではないが、衆院選では宮城県連が支援した。
また、公明系に次ぐ近畿比例単独6位にノミネートされながら、復活当選が叶わなかった馬淵氏は、地元でシビックミーティングを開催。それぞれの敗戦処理は行われていないわけではない。
しかし、立憲系の同志だけではなく、国民への説明はなされていない。中道の中枢で選挙の指揮を執っていた彼らは、「高市旋風」にただ圧倒されていただけだったのか。
党勢衰退の中道を取り巻く厳冬
ヒアリングが始まる1時間前に、小川代表、階幹事長と野田・斉藤両前共同代表が党本部のある三宅坂ビルに入った。いつもなら多数のメディアが集まり、その様子がカメラに収められるはずなのに、ビル前は閑散としていた。
また、1996年に同ビルを民主党が党本部として以来、30年にして初めて警察による警備がつかなかった。中道が衆院選で49議席にとどまり、内閣不信任案を提出する権利を失ったためだ。警視庁は小川代表を警備対象から外している。
「今日はキックオフで、これから総括のたたき台を作る。少人数によるディスカッションなどを行い、連休の前後にまとめたい」と階幹事長は述べたが、中道として将来が開ける見込みはない。参議院側の立憲民主党や公明党は、当初予定されていた合流を見送らざるをえない状況だ。
なお、ヒアリングでは野田氏らに遠慮して「(中道は)分裂すべし」の声はなかったようだが、福田氏は「一日も早く分党を決めて、若く有能な惜敗者と地方自治体議員、地方組織を安心させてほしい」と発信。20回目の当選が叶わなかった小沢一郎氏は24日に「一清会」を開催し、高市政権への批判にとどまらず、中道にも疑問の声の「受け皿作り」を宣言した。
1つに結束には求心力が足らず、バラバラに分裂するには不安が多い。最大の不安は活動費問題だが、中道には4月まで政党交付金は入らず、解決のメドは立っていない。
2月28日の東京の最高気温は21.7℃で、4月下旬並みの暖かさとなった。だが、中道を取り巻く状況は厳冬のままで、しばらく春は来そうにない。
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