「高すぎて頼めない」「配達員も稼げずどんどん離脱」…ウォルトが「日本撤退」を発表。現役配達員が感じていた"予兆"とフーデリ業界の厳しい現状
2025年1月からは韓国系のフードデリバリー企業「ロケットナウ」が日本に上陸。サービス料と配達手数料が0円、一部店舗で「お店と同価格」で料理を配送するなど、「フードデリバリー=料金が高い」というイメージを根底からひっくり返す、超低価格路線で日本市場に切り込んできている。
デリバリー業界は長年ウーバーと出前館、大手2社の「2強状態」が続いており、ここにmenuやWolt、フードパンダ(2022年に日本から撤退)が追随していた。昨年から新進気鋭のロケットナウが新たに参入。勢いや存在感など、あくまで私の体感値としては、ロケットナウは現在3番手の地位まで上がってきたような印象がある。
とはいえ業界トップ3に入れば安心なのかと聞かれたら、おそらく答えはNOだろう。例えば業界最大手の1つである「出前館」に対する株式市場の反応は、5年ほど前からずっと冷ややかだ。同社では赤字が続いていることもあり、現在の株価は最高値の1/30ほどにまで落ち込んでいる。
止まらない配達員のデリバリー離れ。賃上げ機運が向かい風?
今現場では「配達員のデリバリー離れ」も深刻だ。フードデリバリー配達員は時給制ではない。こなした仕事の量によって報酬が決まる。配達員は雇用されていないため、収入保証も最低時給の保証もない。私が活動している神戸エリアなど、一部の地域では飲食店の前で待機しても1件も注文が来ない、“時給0円”の状態になることも多々ある。
これはあくまで私の体感値だが、配達員の報酬は「現状維持あるいは右肩下がり」といった状況で、社会全体でインフレが止まらない今、これは“実質的な賃下げ”と捉えることもできる。私自身、最低時給を下回ってしまう日は、「バカバカしくてやってられない」「仕事が割に合ってない」といった感情をどうしても抱いてしまう。




















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