"婚活説教アドバイザー"に「バツあり10歳上しか無理」と断言された女性、ボブにワンピースを「結婚できない格好!」と一蹴されて自分で掴んだ幸せ

✎ 1〜 ✎ 312 ✎ 313 ✎ 314 ✎ 315
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「辛口の女性アドバイザーで有名な結婚相談所です。短めのボブカットでネイビーのワンピースを着て面談に行ったら、『結婚できない女の格好の典型!』と言われました」

生真面目なところがある友里さんは、髪型も服装もメイクも言われるままに変えた。お見合い相手を選ぶことも許されなかったと振り返る。

「私はお姉ちゃん気質ですし、年上の男性には亭主関白な父親を思い出してしまうので苦手意識があります。結婚相手には同い年か年下を希望したのですが、アドバイザーからは『あなたは10歳以上年上の離婚歴のある男にしか相手にされない』と決めつけられて、そういう男性とばかりお見合いをしていました。もちろん、ちゃんと向き合ってくれて好きになれたら年上でも構いません。でも、私はできれば東京で働いて暮らし続けたかったし、相手にも自分と同じぐらいは稼いでいてほしかったんです。持病を抱えている本人や親の介護要員として田舎に来てほしいという話だったりすると気持ちが追い付きませんでした」

そのアドバイザーの指導内容がすべて間違っているとは言えないが、40代にして婚活を始めたばかりの友里さんの気持ちに寄り添っていなかったのは確かだ。実際、友里さんは結婚を目的にするあまりに「結婚後の幸せ」が見えなくなってしまった。

たまたま2人きりになったオンライン飲み会

「父親ががんで余命宣告をされたのは私が43歳の頃です。毎週末は実家へ帰って母や弟家族をサポートするようになり、婚活どころじゃなくなりました」

1年後に父親は他界したが、友里さんの心はまだ見ぬ結婚生活には向かず、「仕事に全集中して一人で生きる」と決意した。しかし、肝心の勤務先がコロナ禍でリストラを始め、東京本社で営業事務をしていた友里さんはその対象になってしまう。

現在の夫である拓海さん(仮名)とはとりわけ親しいわけではなかった。「ときどき本社に出張でやって来る真面目な人」という印象。数年前に離婚して現在独身、ということだけは知っていた。

「私より年下の同僚が『彼を狙おうかな』と言っていたので応援していたぐらいです。退職が決まってからLINE交換したときも下心はまったくありませんでした。お別れの挨拶をちゃんとしたい人の一人に過ぎません」

なお、拓海さんは東北支社の営業担当者で、自社製品のメンテナンスもやっている。成績優秀なのでリストラの対象外だった。

次ページ仲のいい数人で開催することになったオンライン飲み会
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事