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キャリア・教育

将来が見えず不安な人へ。おでん図で「仮の目的地」を描き、キャリアの迷走を止めて未来から逆算する思考の技術

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  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
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自分らしい「○」を見極めるには、現状(□)の深い理解が不可欠です。

•自分自身の強みと弱み、好きと嫌いは何か。
•過去の経験を振り返り、「なぜその仕事にやりがいを感じたのか」「なぜあの時、違和感を覚えたのか」を深掘りします。

「自分らしさ」に根ざした目標であれば、それは「やらされる仕事」から「自ら成し遂げたい課題」へと変わり、圧倒的な当事者意識が生まれます。

おでん図が完成したら、ありたい姿(○)と現状(□)のギャップ(△)を埋めるための方策を考えます。この時、重要なのは「今できることの延長」で考えるのではなく、「未来からの逆引き」で考えることです。

例えば、「将来、グローバルに活躍する経営人材になりたい」という仮の目標があれば、いま目の前にある地味な「予算管理」や「契約書の精査」という業務の見え方が変わります。

•これらは単なる事務作業ではなく、経営に必要な「計数感覚」や「リーガルマインド」を養うための、目標達成に不可欠なステップ(△)の一つであると再定義されます。

このように、未来から逆算して今の行動を決めることで、どんなに小さな仕事であっても、それが自分の成長に繋がっているという「確信」を持って取り組めるようになります。

キャリアの自由度と問いを立てる力

実社会においては、学校の試験のように誰かが問題をあらかじめ用意してくれることはありません。自分で問題を定義し、自ら解決して進んでいく姿勢こそが求められています。

「高学歴だけど仕事ができない」と言われてしまう人は、与えられた問題を解くのは得意でも、この「自らありたい姿を設定し、問題を創り出す力」が欠けている場合が多いのです。

まずは紙を広げ、おでん図を描いてみてください。不確かな未来に対して「仮説」を立て、一歩踏み出す。その繰り返しこそが、あなたを「なりたい自分」へと確実に近づけてくれる唯一の道なのです。

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