
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第195回は、夏のスランプとの向き合い方についてお話しします。
著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。
自由すぎる夏が、受験生を苦しめる
「夏休みこそ、成績を伸ばす最大のチャンス」
受験生なら、1度はこんなことを言われたことがあると思います。しかしそう言われる一方で、実はこの夏にスランプに陥る受験生はとても多いです。
その理由はおそらく、夏休みは学校がないぶん、「自分で自分を律する力」が必要とされるからだと考えられます。また特に令和の時代になってから、メンタルの浮き沈みによって受験がうまくいかないケースが目立ってきています。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら