しかし、これこそがサイゼの狙いでした。ファストフードならぬ「ファストカジュアル」業態への変化(進化?)の狙いがあり、メニュー数を減らしながら、徹底的な効率化を進めてきたのです。実際、今では国内事業も黒字化し、稼ぎ頭の海外事業も堅調。
ネット上では安さのあまり、「もはや福祉」「慈善事業では?」なんて声も出ているほどですが、ちゃんと儲かっています。
モーニングでも効率化で低価格を実現?
そんな、メニュー数を絞ることで、効率化と安価での提供を成り立たせる手法は、モーニングでも発揮されています。
ほとんどの大手ファミリーレストランがモーニングを提供する際に「メニュー数が多く、洋食から和食までなんでもござれ」というコンセプトで展開するなかで、サイゼリヤが打ち出した新たな一手はその真逆。
既存メニューを組み合わせることで、新たな食材の調達をしない、調理工程が少ないメニューのみを取り扱い、少ない人員でオペレーションをまわすなど、サイゼリヤらしい採算性と実用性が共存しています。
調理負担の少なさや設備の追加コストが不要な点を考えれば、多くの直営店で展開される可能性は大いにあります。
「もしかしたら、私の街のサイゼリヤでも300円でモーニングが食べられるようになるかも!」とワクワクせずにはいられない朝です。
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