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もし記者会見から逃げたら、それは本当の意味で信頼を失う時だ…TOKIO・国分太一「コンプラ違反」よりマズい"最悪の展開"

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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そして、TOKIOメンバー(当時は山口達也さん、長瀬智也さんを含む5人)は、福島県産品の安全性をアピールする広告にも登場。数年後にノーギャラでの起用だったと明かされ、その“福島愛”には称賛が寄せられた。

その後、山口さんは2018年に不祥事により、長瀬さんは2021年に芸能界引退のため、TOKIOを脱退する。一方で、2021年には株式会社TOKIOとの共同プロジェクトを行う「TOKIO課(企画調整課風評・風化戦略室)」が福島県庁に設置されるなど、県との関係性は保ってきた。

美談と不祥事のギャップ

2022年からは、国分さんが社長を務める施設「TOKIO-BA」を西郷村に開設するなど、民間からのアプローチも始めている。なお、こちらは今回の活動休止に伴い、休園が発表された。

このように、TOKIOは、あらゆる困難を乗り越えながらも、福島県との関係を築いてきた。政府はここ数年、地方創生の柱として「関係人口」の創出を進めている。それを体現する存在だと言っても過言ではないだろう。

二人三脚で復興へと歩を進めた、TOKIOと福島県の関係性は「美談」と言える。

しかし、完成されたストーリーは、時に現実以上の虚像を生み出すことがある。そもそも、タレントもあくまで人間だ。完璧な人間などおらず、当然ながら過ちを犯すこともある。

だが、視聴者の中には、メディアで伝えられる一面だけを見て、「聖人だ」と早合点する人も多い。その認識のギャップが広がるほど、いざ不祥事が起きたときの落差も大きくなる。

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【実像が抱えているリスク】

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