
保守? リベラル? 自分はどちらだと思いますか?(写真:wavebreakmedia/PIXTA)
「保守支持だ」「リベラル支持だ」というときの中身は、どういうことか説明できるだろうか。「保守=安定志向、リベラル=変革志向」という説明の仕方はまちがいではないが本質ではない。もっともシンプルな本来の区分は「経済体制による分け方」だ。
つまり、「市場の自由」と「政府の介入」のどちらを重視するか、ということ。市場の自由を重視する新自由主義を認めるのが保守、新自由主義を認めず、政府の介入を主張するのがリベラル。
この見方に立つと、これまでとは異なる政治の世界が見えてくる。
わかりやすくこの世界のしくみを解説することで、トリプルミリオンの売り上げを記録した『全人類の教養大全1』から、もっとも明快な解説をお届けする。
あなたは保守派? それともリベラル?
この質問からはじめてみよう。あなたは保守派か、それともリベラル派か?おそらく多くの人の答えは4つに分けられる。
①保守だ。②リベラルだ。③中立だ(もしくは場合によって異なる)。④わからない。
つづいてどうしてそう思うのかと聞くと、こんな答えが返ってくる。「保守だ」と答えた人たちは、自分が変化よりは安定を求めるからだという。
反対に「リベラルだ」と答えた人たちは、自分が新しいものや変化を求めるからだという。
「中立」や「わからない」と答えた人たちの回答は本当に人それぞれだから飛ばそう。
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