39年前のゲームは今遊んでも楽しいのか。HD-2Dリメイク版『ドラゴンクエストI&II』が2025年10月30日発売決定も内容の乏しさに懸念

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ストーリーの追加要素もある模様。原作ではほとんど出番のなかったサマルトリアの王女が仲間キャラクターとして出てくるようだし、ゲームの購入特典として「赤いロトの盾」といった原作になかった要素が存在しているため、これも何か物語に関係しているのだろう。

そもそもHD-2Dリメイク版『ドラクエ1&2』にはなんらかのストーリー追加要素があると明言されており、あっとプレイヤーが驚くような仕掛けがあるものと考えられる。

ファンの予想は「シリーズ最新作につながる何か」

ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎
発表後、ほぼ音沙汰のないナンバリング最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』。シリーズ生みの親である堀井雄二氏によれば、ダークな感じで、コマンドバトルを一新しているらしい(画像:YouTubeよりキャプチャー)

ストーリー面における追加要素はまだ謎に包まれているが、ファンはさまざまな予想を立てている。その予想のひとつとして、シリーズ最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』につながる何かがあるのではないか、というものがある。

『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』は2021年に発表されてからまったく音沙汰がなく、その後の動きも特に見えてこない。制作は続いていると思われるし、そもそもこのシリーズは開発に時間をかける傾向にある。それにしても動きがなく、ファンはやきもきしている。

2026年は『ドラゴンクエスト』シリーズ40周年記念の年となるため、おそらくこの機会に詳細発表があるのではないか。となると、その前年に出るHD-2Dリメイク版『ドラクエ1&2』で新作につながる設定を見せてくる、というのは確かにありえそうだ。

何より『ドラクエ1&2』は39年近くも前のあまりに古すぎるゲームである。そのくらいのサプライズが用意されていないと、いくら追加要素があったとしてもゲームとしてあまりにも内容が乏しすぎるのではないか。

ともあれ、HD-2Dリメイク版『ドラクエ1&2』がどのような一手を仕掛けてくるかはまだわかっていない。ただ古いゲームを出して顰蹙を買うのか、それとも新しい作品につながる大きな驚きを提供できるのか。あるいはまた違う何かでファンを満足させるのか。いずれにせよ、『ドラゴンクエスト』の大きな転機になりそうだ。

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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