日本の「財政破綻」はすでに始まっているが、それが誰の目にも明らかになる「きっかけ」は何か? 考えられる「4つのシナリオ」

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競馬である。

5月25日に行われたオークスは、某編集者ゆかりの血統馬カムニャックの劇的な勝利に、本連載陣営は沸きに沸いたが、私が握りしめていた「WIN5」(5つの指定レースの勝ち馬をすべて当てる馬券)のオークス予想は、2着に消えた。したがって、この週末(6月1日)は日本ダービーだが、あっさりと予想だけしか書く気がしない。

ダービーはあの馬が断然だが「怖い1頭」も押さえに

クロワデュノール(7枠13番)で断然。4月の皐月賞(G1)は惜敗だったが、横綱相撲を取りすぎた。先行して残ったのはこの馬だけだし、勝ったミュージアムマイル(今回のダービーでは4枠7番)はJ.モレイラ騎手がうまく乗りすぎた。距離延長も雨も、キタサンブラックにケープクロス(母の父)の配合ならむしろ歓迎だろう。単勝。

怖いのは、ファンダム(3枠6番)だけだが、やはり皐月賞という厳しい競争の経験値は、馬の成長にとっては大きい要素で、現時点では逆転はないと考えたい。

ただ、来るなら、2着3着というよりもファンダム圧勝ということだと思うので、押さえ馬券を買うなら、こちらは少なめに単勝を。WIN5なら、この2頭を入れておくということか。

※ 次回の筆者はかんべえ(双日総研チーフエコノミスト・吉崎達彦)さんで、掲載は6月7日(土)の予定です。当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています。

小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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