定年後の「ひとり起業」で押さえておきたい5原則。お金、孤独、健康の3大不安を一度に解決

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マイクを持ち講演する大杉潤氏
大杉 潤(おおすぎ・じゅん)/1958年東京都生まれ。フリーの研修講師、経営コンサルタント、ビジネス書作家。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本興業銀行(みずほ銀行)に22年間勤務したのち、新銀行東京の立ち上げに参画。2015年に独立し現職(写真:著者提供)
定年後の生活は大丈夫なのか──。お金と心の不安は何かと募るが、50代から戦略を立て、必要な知識をしっかり仕入れておけば老後の人生は思ったより楽しい。『週刊東洋経済』6月7日号の第1特集は「定年後の人生戦略」。定年後の疑問や不安を一つひとつ解消してほしい。
週刊東洋経済 2025年6/7号(定年後の人生戦略)[雑誌]
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初めまして、大杉潤と申します。金融機関を経て2015年に独立して起業、現在は研修講師、コンサルタント、ビジネス書の作家などをやっています。ビジネス書の多読が趣味で、年300冊、かれこれ40年にわたって読み続け、その書評を毎日ブログで発信し続けています。

今日は、そうした趣味を生かしながら起業した経験を基に、メリットや具体的なノウハウについてお話ししたいと思います。

私は、定年後に1人で起業し、働きながら生涯現役で生きていく「ひとり起業」を提唱しています。最大のメリットは、「お金」「孤独」「健康」という定年後の3大不安を一度に解決することができる点です。

お金の不安が和らぐ

働き続けることで年金プラスアルファの収入を得ることができ、お金の不安が和らぎます。さらに切れてしまいがちな人間関係も維持でき、孤独に悩まされることはありません。そして規則正しい生活を送ることで、健康を維持することもできます。

メリットだらけの起業ですから、やらない理由が見当たりません。とはいえ、「起業」と聞いて、「自分には無理だ」と不安を感じられる方も少なくないでしょう。しかし、会社員として働いてきた人であれば誰でも始められる、ハードルが低い起業。それがひとり起業なのです。

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