定年後の「ひとり起業」で押さえておきたい5原則。お金、孤独、健康の3大不安を一度に解決

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下図をご覧ください。これは、定年後に起業する際に押さえておいていただきたい「5原則」です。

まず重要なのはタイミング。50〜60代で起業するのがベストだといえます。起業後の「財産」となる専門性や人脈をしっかりと蓄積したうえで、厚生年金などもらえるものはしっかりともらったほうがいいからです。

初期費用は最小限に

そして次に重要なのは、リスクを極力小さくするということです。起業は、個人事業主として、または1人会社で行いましょう。何かあっても責任を負うのは自分だけで、人間関係のストレスもありません。

また従業員を雇ったり、事務所を構えたり、ましてや借金をして起業したりするのもNGです。初期費用を最小限にとどめておけば、失敗しても大きな痛手を被ることはないからです。

そして、始めから大きな利益を期待しないこと。経験から言って、起業から2〜3年は利益など出ませんし、会社員時代の年収を上回れる人など、ほんの一握り。でもそれでいいのです。年金プラスアルファの収入があれば、定年後ライフスタイルは劇的に変わります。

それよりも、心と体の不安を解消するために、長く働くことを最優先にすることが重要。大きなリスクを取らなければ、好きな仕事でずっと働き続けることができるわけです。

(構成:田島靖久)

本記事の詳報版は、東洋経済オンライン有料版記事「〈詳報記事〉定年後の3大不安を一度に解決する「ひとり起業」誌面講座。押さえておきたい5原則」でご覧いただけます。
大杉 潤 経営コンサルタント、ビジネス書作家

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おおすぎ・じゅん / Jun Osugi

1958年東京都生まれ。フリーの研修講師、経営コンサルタント、ビジネス書作家。早稲田大学政治経済学部を卒業、日本興業銀行に22年間勤務したのち東京都に転職して新銀行東京の創業メンバーに。人材関連会社、グローバル製造業の人事、経営企画の責任者を経て、2015年に独立起業。年間300冊以上のビジネス書を新入社員時代から39年間読み続け累計1万冊以上を読破して、約2,500冊の書評をブログに書いて公開している。著書に『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』(キノブックス)、『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)など。『定年ひとり起業』(自由国民社)など著書多数。

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