月収数百万円のライバーが語る「ライブ配信で"稼げる人"と"そうでもない人"」の決定的な違い カギは《3カ月の壁》だった!?
確かに、好きなことをして人気が出るのが理想ですが、少しずつ「売れる要素」を取り入れていく必要があります。これは、ミュージシャンが「作りたい曲」と「売れる曲」を調整するのと似ています。
自分の“軸”はぶらさずに、その中でリスナーの反応を見ながら少しずつ調整していくのがポイントです。
たとえば、「歌枠」を選んだとします。そのなかでも、昭和歌謡を歌うのか、平成のヒット曲にするのか、最新のJ-POPにするのか。バラードか、アップテンポか。どんな背景を使うか、服装はどうするか――。こういった“細部の調整”が、視聴数を伸ばすカギになります。
大枠は「好きなこと」でOK。でもそのなかで、試して・反応を見て・改善していく。このトライアンドエラーが、配信の質と人気を高めてくれます。
配信は最初が一番不安です。でも、最初の一歩を踏み出して「続けること」「慣れること」さえできれば、必ず道が開けます。そして、自分のスタイルを磨きながら、「見つけてもらえるライブクリエイター」へと変わっていけるのです。
運命が決まる「3カ月の壁」
ライブクリエイター業界には、「3カ月の壁」という言葉があります。これは、興味を持ってライブ配信を始めた人の多くが、ほんの数回の配信で飽きてしまい、そのままやめてしまうという現実を表しています。
私たちは講演やスクールでも、常にこう伝えています。「最初の3カ月を乗り越えることが、ライブクリエイターとして生きていくための第一関門だ」と。
夢や希望を胸に始めたはずなのに、なぜ続かないのか? その理由は「習慣化の難しさ」にあります。
この記事を読んでいただいている皆さんにも、ダイエットや英会話を途中でやめてしまった苦い思い出があると思うのですが、それに近い感覚かもしれません。やめても誰にも怒られないし、明確な“損”をするわけでもありません。
慣れないことをするわけですから、確かに毎日決まった時間に配信したり、長時間配信したりするのはとても難しいことです。これは誰もが通る試練でもあります。その過程で「面倒だな」と感じて、フェードアウトしてしまう人が多いのです。
一方、第一線で活躍しているライブクリエイターたちは、毎日、何時間ものライブ配信を続けています。なぜなら、「続けなければ稼げない」ということを、身をもって知っているからです。
そして、彼らがなぜ稼げるのか? それは「ライバルがどんどん脱落していくから」でもあります。では、どうすればその3カ月の壁を越えて、毎日の配信を続けていくことができるのでしょうか?
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