ファミリー向け「デュカト」新キャンパーの正体 大人5人就寝可能な新型「ジョイア」に迫る
なお、当モデルは、税込み本体価格1298万円。エンジン停止中に暖房設備となるFFヒーターなど、さまざまなオプションを備えた展示車の場合で税込み1641万7850円だ。
デュカトのファミリーモデルを追加した背景

以上がジョイアの概要だ。トイファクトリーでは、従来、デュカト・ベースのキャンピングカーとして、全長5995mmのロングボディを使った高級仕様の「ダビンチ6.0/ルッソ」などもリリース。こちらは乗車定員4名・就寝人数2~4名で、大人2人旅を前提とし、本体価格(税込み)は1562万円~1606万円。一方、ジョイアと同じファミリー向けとしては、全長5410mmのショートボディ車を使った「ユーロバーデン」というモデルもあり、こちらは乗車定員6名・就寝人数4名。本体価格(税込み)もジョイアと同じ1298万円だ。
これらラインナップを見ると、今回新しく出たジョイアは、以前からあるユーロバーデンよりも就寝人数を増やしたバージョンだということもできる。こうしたファミリー向けモデルを充実させた背景をトイファクトリーの担当者は、「ハイエース・ベースのキャンピングカーをすでに持つ若い層など、従来のユーザーがステップアップできるモデルの選択肢を増やす」ことが目的だと語る。そのため、前述のとおり、全長などボディサイズがさほど変わらず、運転にも違和感が出にくいデュカトのショートボディ車をベースに選んだのだ。

さらに近年、キャンピングカー業界でも深刻化しつつある「ハイエースの納期遅れ」といった問題もあるようだ。ハイエースに関しては、トヨタ車のディーゼルエンジンなどを手がける豊田自動織機の認証不正問題が影響しており、2024年から生産停止が続いていたという。某業界関係者の話によれば、「一応トヨタからは、2025年2月1日から生産再開の案内は出た」という。
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