ファミリー向け「デュカト」新キャンパーの正体 大人5人就寝可能な新型「ジョイア」に迫る

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社内後方の常設ベッド
車内後方の常設ベッド(筆者撮影)

そして、ジョイア最大の特徴である就寝スペースについては、室内後方にある常設ベッドと、2列目シートを展開するフロアベッドを合わせて、大人5名の就寝を可能としている。なお、ベッドサイズは以下のとおりだ。

常設リアベッド:長さ1900mm×幅1550mm
フロアベッド:長さ1910mm×幅1200mm

 常設リアベッドは、車両に対して横向きに3名就寝が可能。フロアベッドは、2列目シートを展開して下段マットをつなげる方式で、車両に対して縦向きで大人2名の就寝が可能。さらにオプションの追加下段マットを使用すれば、ベッド長を2380mmまで延長でき、よりゆったりと横になれる空間が生まれる。

フロアベッドを展開した状態
フロアベッドを展開した状態(筆者撮影)

ちなみに常設ベッド下には、最大容量1700L(奥行き1500mm×幅1200mm)の広いラゲッジスペースも確保する。テントなどの大きな荷物や大量のキャンプ道具などはもちろん、自転車なども積載可能。さらにラゲッジの左右壁には収納棚も備えており、工具類や小物などを入れておくのに便利だ。

その他の装備について

常設ベッドの上部に設置された収納スペース
常設ベッドの上部に設置された収納スペース(筆者撮影)

収納関係では、ほかにも常設ベッド左右の壁に棚を用意する。右側はグリーンのフタ付き、左の棚にはUSBソケット2口と100Vコンセント1口なども設定する。また、リアベッドの天井には天窓も標準装備し、換気や給気などが可能だ。天窓にはシェードや網戸も採用。寝るときにはシェード、夏場などに天窓を開けたいときは網戸をすれば虫の侵入を防ぐこともできる。

加えて、近年の猛暑により、キャンピングカーでも必需品といえる家庭用エアコンもオプション設定。ダイキン工業製「リソラ」をセットすることも可能だ。ほかにも、室内にはオリジナルの断熱施工を施すなど、さまざまな暑さと寒さの対策を実施。可能な限り室内を快適に過ごせる装備が満載だ。

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