医師から「危篤宣言」された男の体に生じていた事 死亡率20%の病、始まりは「背中の痛み」だった

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四十肩かと思いきや医師から「危篤宣告」。その原因は――(写真:プラナ/PIXTA)
仕事中、大きく伸びをしたら背中に激痛が走り、救急車で病院へと運ばれたという男性(46歳)。意識がはっきりしていて受け答えもできたのに、目の前にいる医師から「あなたはキトク」と告げられた、その理由とは――。

「あなたはキトクです」

明け方、救急車で運ばれた病院で、こう医師から告げられた山田高雄さん(仮名)は、あまりのことに耳を疑った。

46歳のその日まで大きな病気をしたことはなく、救急車で運ばれたとはいえ、意識ははっきりしていたからだ。まさかキトクと言われるとは思わなかった。

生死の境をさまようことに

そもそもの始まりは、その日の午前3時頃の出来事だった。男性は昼夜逆転の生活をして、夜間に仕事をすることが多かった。

「この日も自宅で仕事していて、気分転換に両手を上げて大きく伸びをしたんです。そうしたら、背中がピキッとこわばって、急に痛くなりました。最初は四十肩かと思ったのですが、時間が経つにつれて、どんどん痛みが増して……」(山田さん)

本連載では、「『これくらいの症状ならば大丈夫』と思っていたら、実は大変だった」という病気の体験談を募集しています(プライバシーには配慮いたします)。取材にご協力いただける方は、こちらのフォームからご応募ください。
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