アメリカで日本の"Konbini"ブーム予想される訳 2025年食品トレンドのキーワードは「型破り」

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真:Akio Kon/Bloomberg)

2025年の食のトレンドを知りたければ、冷蔵庫の中をデコることや、ホットハニー・エスプレッソ・マティーニは無視しよう。その代わりに、人々の心理をのぞいてみよう。

新型コロナのロックダウン期間中、アメリカ人が恐怖と孤立に怯えたとき、彼らはコンフォートフード(口にするとホッとする食べ物)をやけ食いした。

2024年はインフレと政治的不安の連鎖で疲弊し、不安に駆られていたため、余裕のある食の逃避を切望していたのだ。カリカリのピスタチオ・クリーム・ドバイのチョコレートバーやキャビア・バンプ(キャビアを片手に乗せて食べる)のような小さな贅沢は大きかった。

「型破りな食のトレンド」が作れる状況

現状の制度を180度裏返そうとする次期大統領、横行する超個人主義、冒険好きで懐疑的なZ世代が大きな影響力を行使する中、2025年はルールを破り、伝統を無視することがすべてとなるだろう。少なくとも、市場研究者、食品社会学者、その他の専門家たちはそう予測している。

「今はチャンスに満ちた時代だ」と、サンフランシスコのコンサルティング会社であるAF & Co.のアンドリュー・フリーマン社長は話す。「私たちが経験したことを考えてみてほしい。世界全体が変化したのだ。世界中がルールを破るのであれば、私たちも自分たちが食べたり飲んだりするものにもルールを作ればいいのでは?」。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事