昨今多いのが、「結婚しても、今の仕事は続けたい」という女性だ。それを最も優先させたいなら、住む場所や男性の職種などが絞り込まれてくるだろう。
また、1つの婚活に時間をかけないことも大切だ。
何年も婚活をしているのに、結果を出せない人たちがいる。そうした人たちに多いのが、「結婚相談所に登録していれば結婚できる」と、高をくくっているケースだ。婚活をしている気持ちになっているものの、行動が伴っていない。筆者はそれを“脳内婚活者”と呼んでいる。
お見合いを申し込むが、受諾されなければそのまま放置。翌月にまた申し込んでみるが、受諾されなければ放置。なぜ自分が申し込むお見合いが受諾されないのか、その理由を考えない。
お見合いから交際に入ったとしても、いっこうに相手に会う日取りを決めない。ファーストデートをしても、次のデートまで1カ月、または2カ月空いてしまう。そして、テンションが下がり、連絡を取り合わない時期が続いたあとに、交際終了となる。
お見合いから成婚までたどり着くカップルというのは、交際に入ってから日にちを空けずに、デートを重ねている。
まずは3回、時間をかけずに会う
「スリーセット理論」という心理行動学がある。これは、人は無意識のうちに、3回会うと相手の印象を決めているというものだ。
1回目に会ったときには、見た目や話し方で第一印象が決まる(お見合い)。2回目に会ったときには、1回目に会ったときの印象を再確認する(ファーストデート)。そして3回目に会ったときには、その印象を固定する(セカンドデート)。
うまくいかない交際というのは、たいてい1回目か2回目のデートで交際終了になっている。まずは、“3回の壁”を越えることが大切だ。
なので、婚活に時間をかけたくない人は、この3回をできるだけ短い期間にすませて、相手を見極めるといい。お見合いは週末の土日が多いのだが、そこで交際に入ったら、平日の仕事終わりに食事デートをする。
そして、週末にはまた食事デートをする。このペースなら1週間のうちに、3回会えることになる。
会社終わりのデートが難しいようなら、最低でも1週間に1回は会うことが望ましい。
また、交際に入ったら連絡は頻繁に取る。毎日のメールやLINEが理想だが、「お互いにまだ何も知らないうちから、何を話していいかわからない」という人も多い。筆者は、会員からそう相談されたときは、「『おはようございます』『仕事頑張りましょう』『1日お疲れさま』などの、短いメッセージでもいいですよ」とアドバイスしている。
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