「米津玄師の名曲」教養あると楽しめる楽曲の背景 知識を身に付けていると気づく楽曲の裏側

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西岡壱誠 東大 米津玄師
米津玄師さんの名曲に隠された意味とは?(写真: zak / PIXTA)
英国数や、理科に社会。学校で学んだことは、社会人になってからどのように役立つのでしょうか。『読んだら勉強したくなる東大生の学び方』を上梓した東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんが、米津玄師さんの楽曲を例に、学ぶことの意義についてお話しします。

林修先生と米津玄師さんが対談

8月25日と9月1日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)に、ミュージシャンの米津玄師さんが2週続けて出演し、東進ハイスクール・東進衛星予備校の国語講師である林修先生と対談しました。

「あの歌詞ってこういう意味が込められていますよね」「この歌って背景には文学作品の◯◯がありますよね」と米津さんに語りかけた林先生。視聴者としても「米津さんの曲はよく聞いているけれど、林先生みたいな頭のいい人が聞くと、そんな面白さがあるんだ」と感じられる対談でした。

また、対談の中では、米津玄師さんの楽曲でNHK朝ドラ「虎に翼」主題歌の「さよーならまたいつか!」についても話が及びました。

この楽曲の歌詞『しぐるるや しぐるる町へ 歩み入る』は、種田山頭火の句『しぐるるや しぐるる山へ 歩み入る』に由来していることが語られました。

多くの人が耳にしたことがある「さよーならまたいつか!」。教養のある林先生だからこそ、歌詞の背景に気づけたわけですね。

小さいときに、「勉強なんてやっても、なんの意味があるの?」と思っていた人もいることでしょう。でも、このように知識を身に付けていると、いつも聞く音楽をより深く楽しめるようになるかもしれません。

今回は事例を交えながら、「教養があると楽しめる邦楽の話」をしたいと思います。

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